2015年冬ニュースレター

ドミニカ共和国
高等教育担当次官が「しあわせへの道」を推進、ならびに先導。

ドミニカ共和国の高等教育担当次官、エニド・ギル女史は「しあわせへの道」の同国における代表者として任命された際に、次のように語りました。

「ドミニカ共和国はカリブ諸島では最も人気のある観光地ですが、残念ながら悪質な社会問題がはびこっています。 過去20年にわたり、殺人犯罪率は25%上昇し、カリブ諸島における最大の薬物拠点となっています。 公共教育制度は、カリブ諸島及び中米内で最悪で、約50%の児童が学校を中退しており、それに伴った高失業率(12%)を生んでいます。 児童労働や未成年者による売春がはびこっています。」

カリブ諸島生まれのマイアミ在住者、ロベルト・ナヤさんは、「しあわせへの道」をドミニカ共和国における道徳の衰退およびそれに伴う犯罪率の上昇への解決策と見なし、「しあわせへの道」の講演やトレーニングを通して草の根 キャンペーンを繰り広げました。 サンタ・ドミンゴ動物園の教育センターで20人の教師に「しあわせへの道」セミナーを提供したことにより、毎月動物園を訪れる何千人もの生徒たちがその講演を受けるようになりました。 動物園に遠足で訪れるこれらの生徒の教師たちが、国中の学校に同プログラムを広めたことから、約200セットの「しあわせへの道」カリキュラム用教材と映像フィルムの請求が寄せられました。 次にナヤ氏は、政府官僚に同教材を提供し、それによりドミニカ共和国の高等教育担当次官であるエニド・ギル女史に出会いました。 同女史は「しあわせへの道」カリキュラムの効果を直ちに見抜き、国中の教育機関における施行計画をナヤ氏と共に実行に移しました。 大学教授でもあるギル女史は、「しあわせへの道」カリキュラムを提供する上でのトレーニングおよび認可を受けており、同国最大のサンタ・ドミンゴ自治大学で、すでに同カリキュラムを教授しています。 これにより、数十名の学生、教師らがボランティアで講演の便宜を図り、数百名もの教師、学生指導顧問、文部省の地方官僚、及びモカ地区の公立・私立学校の指導者150名に同カリキュラムを紹介しました。 地域福祉総局長は参加者全員に自ら「しあわせへの道」フィルムブックとカリキュラム資料を紹介しました。

1,000人が、「しあわせへの道」のトレーニングを受けた後、彼らによって、多数の学校、大学、法科大学、また最高裁裁判長らの配偶者、及びナヤヨ刑務所の収容者らが後援する基金で講演が行われました。 ある収容者は他の50名の収容者たちを助け、カリキュラムの20項目すべてを修了させました。 ナヤ氏とギル女史及び彼らのチームは 「しあわせへの道」のフィルムブックをドミニカ共和国の上院議員全員に紹介、提供しました。厚生省の各地域代表者に向けて1,700枚のDVD、また国の学校指導顧問全員に行き渡るように文部省に4,000枚のDVDを提供しました。 テレビやラジオ番組に出演することで、さらに広範にメッセージを伝えました。



より良い人生を送るための良識への手引き

21項目にわたる良識への手引き「しあわせへの道」小冊子は、学校、地域社会の教育者、管理者養成官、また素行矯正の専門家を対象に、レッスン・プランや視聴覚教材も含んだ総合教育制度の中枢です。


しあわせへの道を見付けるために他の人々を支援する

国際しあわせへの道財団は、21の教訓の配布を通じて信頼と誠実さを回復させ、社会における道徳の衰退を逆転させるべく努めています。 当財団への寄付金は「しあわせへの道」の小冊子やカリキュラム教材の製作と配布に役立てられます。