0.2 章を読む

しあわせ

しあわせ 1

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本当の喜びとしあわせは、とても大切なものです。

人は生き続けなければ、喜びもしあわせも手にすることはできません。

混沌2とした、誠実さのない、ほとんど道徳心のない3社会で生き続けようとするのはたいへんなことです。

どんな人も、どんなグループも、人生の中でできるだけ多くの喜びが得られ、できるだけ多くの苦痛から解放されることを求めています。

あなたの生存は、あなたの周りにいる人たちの悪い行いによって脅かされることがあります。

あなたのしあわせが、ほかの人の誠実でない行為や誤った行いによって、悲劇と不幸に変わってしまうかもしれません。

きっとあなたは、実際に起きている例を思い浮かべることができるでしょう。このような間違った行いは、人の生きる能力を低め、また幸福感も弱めてしまいます。

あなたは、ほかの人たちにとって大切な存在です。人びとはあなたの話すことに耳を傾けます。あなたは、ほかの人たちに影響を与えることができるのです。

あなたの知っている人たちがしあわせか、しあわせでないかは、あなたにとって大切なことです。

あなたはこの本のメッセージを使うことによって、それほど無理なく、その人たちが生き続け、よりしあわせな人生を歩むように手助けすることができます。

みんながしあわせになれるとは、だれも保証することはできませんが、その人たちが生き続け、しあわせをつかむ可能性を高めることはできます。また、ほかの人たちがそうなることで、あなたのしあわせになる可能性も高まるのです。

あなたには、より危険の少ない、
よりしあわせな人生への道を
示す力があります。

  1. 1. しあわせ:安らぎ、満足している、愉快な状態。楽しく、陽気で、落ち着いた生活。自分に良いことが起こった時の反応。
  2. 2. 混沌:完全に秩序を失っていること、または混乱しきっていること。
  3. 3. 道徳心のない:道徳的でない。良い行いについての習慣に従わない。正しいことを行わない。 適切な振舞いが何なのかを全く知らない。